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Virtual PC で インターネット

 Virtual PC 2007 上のバーチャルマシンで動作させたDOSからインターネット接続を行ってみました。

(1)NDIS2ドライバのダウンロード
 Virtual PC 2007 でエミュレーションできるネットワークカードはDEC社の 21041 または 21140 です。このネットワークカード用のDOSドライバを入手する必要があります。DOS用NDIS2ドライバは次のサイトからダウンロードできます。

http://www.intel.com/design/network/drivers/nd2_300.htm

(2)ゲストPCの設定
 Virtual PC コンソールの設定画面で、ネットワークアダプタ1を共有ネットワーク(NAT)に設定します。NATに設定するとゲストPCはホストPCの下に仮想ネットワークで接続され、ホストPCのネットワーク機能を使って外部インターネットに接続します。

(3)Microsoft Network Client for DOS のインストール
 バーチャルマシンに DOSでTCP/IP通信を実現するソフト Microsoft Network Client for DOS をインストールします。詳細は過去の記事「DOSでLAN(3) - Microsoft Network Client for DOS -」を参照してください。

上記の記事との変更点は、ネットワークカードがRealtek社のRTL8102EからDEC社の21041(21140)に変わる点です。

・(1)でダウンドロードしたDOS用NDIS2ドライバ DC21X4.DOS をMicrosoft Network Client for DOS をインストールしたディレクトリにコピーします。

・protocol.ini の設定で RTL8101 の部分を DC21X4 に全て書き換えます。
 DC21X4のドライバ部分の記述は以下のように変えます。

[DC21X4]
 DriverName = DC21X4$
 ConnectionType = AutoSense

・system.ini の設定で rtend.dos を DC21X4.DOS に書き換えます。

バーチャルマシンのDOSで NET START を実行すると Microsoft Network Client が起動します。

vpc_net.png

(4)DOSのインターネットソフトをインストール
 あとはインターネット関連のソフトをバーチャルマシンにインストールするだけです。記事「DOSのインターネットソフト」でソフトの紹介をしております。

wattcp.cfg については修正する必要があります。Virtual PC 2007 では NAT接続したバーチャルマシンのIPアドレス情報は決まっています。

[wattcp.cfg]
 hostname = ← PCの名前
 my_ip = 192.168.131.64 ← PCのIPアドレス(最後は64~191の間で設定)
 netmask = 255.255.255.0 ← ネットマスク
 nameserver = 8.8.8.8 ← 外部DNSサーバのIPアドレス(Google Public DNSを使用)
 gateway = 192.168.131.254 ← ゲートウェイのIPアドレス
 domainslist="" ← ドメイン名を記入。わからなければ "" とする。
 SOCKDELAY=30 ← タイムアウト(秒)を設定

■実行結果
・バーチャルマシンのFreeDOS上で D-Mail、LOUK、Bobcat-J といったインターネットソフトが動作することを確認しました。

・ホストPCのインターネット接続を有線LANにした場合だけでなく、無線LANにした場合でも動作しました。これまでAspire Oneの無線LANに対応したDOSドライバが入手できなくて、モバイルではDOSからインターネットに接続できなかったわけですが、Virtual PC というエミュレータを介することで見かけ上 DOSで無線LANが使えるようになりました。

・課題はあります。バーチャルマシンからインターネット接続を試みたときに、しばしば応答がなくてタイムアウトしてしまいます。接続がうまくいく場合もあれば、うまくいかない場合もあります。ホストPCの接続が有線LANの場合でも発生します。Virtual PC 2007 SP1用の修正プログラムを適用したら改善されましたが、不安定さは依然として残っています。

■ホストPCとゲストPC間でファイル転送
 Network Client を導入するとホストPCとゲストPC間でネットワークを介してファイル転送が可能になります。

①ホストPCの共有ドライブ(フォルダ)設定
 Explorerでドライブあるいはフォルダを右クリックし、プロパティで共有の設定をします。

②ホストPCのWindowsでNETBUIを使えるようにします。
 以下の記事を参考にして設定します。
 http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/209xpnetbeui/xpnetbeui.html

③ゲストPCのネットワークアダプタ追加
 Virtual PC コンソールの設定画面で、ネットワークアダプタ数を2に増やし、ネットワークアダプタ1は共有ネットワーク(NAT)のままで、ネットワークアダプタ2を VirtuaBox Host-Only Ethenet Adapter に設定します。これをしないとホストPCとの相互接続が確立できません。

④Microsoft Network Client for DOS の system.ini の設定
 computername はホストPCのコンピュータ名と違う名前にする。
 workgroup はホストPCのワークグループと同じにする。

Windows XP でPCの名前とワークグループを確認するには、[コントロールパネル]-[システム]-[コンピュータ名]で確認できます。

⑤Net Start で Network Client を起動します。

⑥Net View を実行したときに、ホストPCの名前が表示されればホストPCとの接続は成功です。

⑦NET USE で共有ドライブを設定します。
 NET USE X: \\[ホストPC名]\[ドライブ(フォルダ)名]
成功すると、ホストPCのドライブ(フォルダ)がDOSからはXドライブとして認識されます。ファイル管理ソフトFDはネットワークドライブに対応しているので、FDでファイルの移動、コピーが可能になります。

※注意事項
 ネットワークアダプタ2を VirtuaBox Host-Only Ethenet Adapter に設定したら、バーチャルマシンからインターネットに接続できなくなりました。;; ローカル接続の場合とインターネット接続の場合とでネットワークアダプタの設定を変えなければならないようです。

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